消化できていますか?

胃酸分泌がカギを握る?

 前回のブログで、皮膚に必要な栄養素についてお話ししました。まだお読みになっていない方はこちらから。

皮膚に大事な栄養素の一つとしてタンパク質をあげました。このタンパク質は食べたものそのままでだと異物となります。異物がそのまま腸に流れると分子が大きすぎるため腸を傷つけてしまったり、その結果腸に穴が空き、本来であれば吸収されないような物質や未消化物流れ、免疫系がそれを異物として攻撃してしまいます。その結果喘息やじんましんなどのアレルギー反応が起きたりします。また未消化のタンパク質は腐敗しアンモニアを発生させてしまい、便やおならの異臭につながります。

 つまり消化がうまくできないとしっかりと食べているにも関わらず、細胞へ行き届かず栄養となりません。ならないだけでなくかえって腸内環境の悪化や各種症状を誘発させてしまうことになってしまいます。そのため消化力があるかどうかが非常に重要だというこということがお分かりかと思います。

 ではその消化力をあげるためにはどうしたらいいのでしょうか?

大事なポイントが主に4つあります。

 まず1つ目は、”咀嚼”です。

忙しくてながら食いや、食べるのが早くすぐに飲み込んでしまうという方は要注意。

ながら食いは交感神経を優位にさせるため消化活動が抑制されます。また咀嚼が不十分だと唾液も分泌されず、胃酸分泌低下にもつながります。また消化にも時間がかかってしまい、消化酵素の無駄遣いにつながります。

2つ目は”胃酸”が出ているか

胃酸は胃の胃底部よりペプシノーゲンが分泌され、それが胃酸によりペプシンとなりタンパク質を分解し小腸で消化されやすい状態となります。また胃酸にはウイルスや細菌を殺菌する作用もあります。それだけでなく、胃酸はミネラルが小腸で吸収されるために必要なイオン化させる作用もあるため、胃酸分泌が不十分な場合、鉄やマグネシウム、亜鉛などの必須ミネラルが吸収されないことになります。

 では胃酸分泌が不十分な場合はどうしたらよいのか?

まずは1つ目でもあげた咀嚼をしっかりしてあげるということ。その他はレモン水や梅干しなどを使って胃酸分泌をサポートしてあげます。また食事中の多量の飲水も胃酸を薄めてしまう可能性もあります。

3つ目は、”消化酵素”が足りているか

タンパク質は胃で分解された後、小腸でさらに小さなアミノ酸まで分解されます。この時に必要なものがペプチターゼなどの消化酵素です。消化酵素はタンパク質でできているためタンパク質がやはり重要となります。しかしタンパク質の分解にタンパク質が必要と何か疑問を感じる方もいるかもしれません。そこでタンパク質が消化吸収されやすいように、肉はできるだけ塊のものではなく、ミンチ状にしたハンバーグなど、またすりおろした大根やたまねぎにつけておいて肉を柔らかくする工夫が必要となります。また生野菜や果実に含まれる食物酵素で分解をサポートし消化酵素の節約をしてあげることも有効です。

最後に”ストレス対策”です。

ストレスがあると交感神経優位となってしまい、消化活動や腸の蠕動(ぜんどう)運動が抑制されます。食事中はリラックスして食べることが重要です。また日々のストレス対策も考えていかなければなりません。

ストレス対策なども機会があれば書いていきたいと思います。

今回は主に、タンパク質の消化について書いていきました。

また脂肪や炭水化物などの消化についても書いていきたいと思います。

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